藩校の試験々
東奥義塾校歌
笹森順造 作詞/デンヴァー大学学生歌より
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1. 紫匂へる 久方の
御空に真白き 神の峯
(おりかえし)
ひときわ立てるは 陸奥の
こころの故郷 我母校
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2. 夷のかために 千代経たる
常盤の老松 高き城
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3. 甍の姿を 織りなして
藍に染めたる 水の面 -
4. 紫に映ゆる 花牡丹
白きは輝く わが御旗
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校歌のルーツ
現行の東奥義塾校歌は、再興の1年後にあたる大正12年(1923)6月6日に制定されました。
作詞は再興初代塾長の笹森順造氏です。
早稲田大学卒業後、アメリカのコロラド州デンヴァー大学に学んだ笹森塾長は、留学時代慣れ親しんだ学生歌(Hailto Denver U)のメロディに、由緒ある校章や校旗を記した詞を重ねてこの校歌を創りました。
校旗の古代紫(大正時代の旗)
東奥義塾の校章徽章は、校色が王者の貫禄を表わす「古代紫」、一輪牡丹は純真を表わす「白」と制定されています。
それは1922年、再興第1回定期理事会で「本塾の前身・稽古館の創始者である津軽藩公の御紋にちなんだもの」と発案され津軽家へ申請。
「藩の略紋である一輪牡丹が最もふさわしかるべし」と申し越されたことに由来する格式ある立派なものです。